とても素敵なご縁があり、2021年6月18日公開の『グリード ファストファッション帝国の真実』という最新映画をLittle Life Lab内限定でオンライン試写させてもらいました。

映画のあらすじはこちら




感想シェア会に参加したメンバーからはこんな意見が出ました。

「結局何を伝えたいのか、知ってるからこそわからない⇆逆に初めてエシカルファッションを知った人にとっては見やすいし衝撃的」
フィクションとノンフィクションが混じっててどこまで現実なのかよくわからない、
ザ・トゥルー・コストみたいな感じかと思ったら全然テイストが違いよくわからなかった。
ファストファッションの背景を知っているからこそどこに焦点を当てたいのかわからないという声がある一方で、
エシカルファッションの現状に詳しくないメンバーからは、
初めてエシカルファッションの現状を深く知って衝撃だった、
見終わった後に暗くなりすぎず、テンポもよく、初めて知るには見やすい映画だったという印象。

終わり方については、様々な疑問や感想が飛び交う場面も。
最後に息子の取った行動についても色々な意見がありました。(※ネタバレとなる為あえて伏せておきます。)

「どの世界にもこういう人っているんだろうな」
ファッションがテーマではあったものの、どの業界にも「お金を稼ぐ」ための「駆け引き」が好きな人と、その裏にいて翻弄されている人がいるんだろうな。
洋服におけるコスパも本来であれば「着用1回あたり値段」だから、気に入ったものを頻度高く着れば良いのだけれど、そういう人にとっては同じようなアイテムを買うなら安くて素材がいい方が「コスパがいい」ことになっているような気がする。。。

逆に、映画に出てくる作家さんは今の一般消費者を表しているのかな?
主人公の服作りに翻弄されているスリランカの縫製工場について知ってるのに特に行動しない、主人公の死の真相を知ってるけど真実は言わない、モヤモヤした渦から逃れられず資本主義に撒かれちゃってる感じが一番今の消費者に近いのかも?tomas-petz-S49g-JZK_7g-unsplash.jpg 1.55 MB
「わかりやすく悪者を作っても、私たちが変わらなければ世の中は変わらない」
映画の中ではファストファッションのCEOである主人公がわかりやすく悪者になっていた。でも、一部の資本家や社長が悪者だと言うのはどうなんだろう?
企業のミッションは利益の最大化なので、もちろんコストはカットしたいに決まっているし、生き残るためには消費者である私たちのニーズに応えたがる(売れる価格で作ることを考える)。
中には知っていてわざと低賃金で働かせたり意地悪をする人もいるかもしれないけれど、果たして自分たちのコストカットが誰かを不幸にしていることに気づいている企業がどれだけいるだろうか?結びついているだろうか?
どれだけファストファッション企業を訴え廃業させたとしても、それが消費者である私たちのニーズなら、そのニーズに応えるために新たな企業が参入してくるはずで。
だから市場である自分たちの意識が変わらなきゃいけない
安い服なんて売れないよ〜!今は「何からできていて、誰が作っていて、どうやって作ったかわかる服」じゃないと買ってくれないよ〜というファッション業界になれば良いな、という意見はメンバー全員が強く頷いていました。中には思いが溢れて涙するメンバーも。lan-deng-quddu_dZKkQ-unsplash.jpg 2.95 MB
じゃあ今何ができるの?というと、やっぱり納得して服を買いたいよね、と。
例えば誰がどこでどうやって作った服か見えるような、工場としっかりつながっていて、思いを持って服づくりをしている企業からは服を買いたくなる。
逆に大企業だとそこが見えづらい。「サステナブルなものづくり」って言ってるのに値段が前より下がっていると品質を落としたのかな?もっと安く作れる仕入れ先見つけたのかな?って思ってしまう。
あとは新しいものを作ることを応援しすぎないという意味では古着もいい。
極限を言ってしまえば服を買わないのが良いんじゃないかって思うけど、ファッションやショッピングを楽しむ気持ちだって大切にしたいから、私たちの無理のない範囲で楽しみながら少しずつでも形にできたらいいよね。

「ファストファッションしか買えない人こそ、エシカルファッションについて知ってほしい」
よくエシカルとかサステナブルっていうとお金に余裕がある人の楽しみだって思われがちだけど、本来であればその活動こそ貧困層を救う施策につながるはずで。
エシカルという概念が服の相場を変えて、エシカルファッションブランドの服を買う人が世の中のほとんどになったら、結局はその効果は自分たちに返ってくる。
けど言い方によってはグリーンウォッシュにもなりかねないし、ファッションと資本主義の話とかなかなか伝わりずらかったりして・・・うまく説明するのって難しい。
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「インフルエンサーや読者モデルの立ち位置」
服づくりって本来プロフェッショナルな仕事なのに今はインフルエンサーや有名人がブランドを立ち上げたり、なんだか簡単に服がつくれる社会なのも気になる。
競争社会じゃなくなってきたから、みんな何者かになりたくてブランドを立ち上げたりものづくりするのかな?そして、逆にやる人が多すぎて何者にもなってないという矛盾・・・
ファングッズなんかもそうだけど、ものの良さではなく人に付加価値がつくからこそ起きている現実なのかも?
外国だと有名人が政治について意見を述べることで世間が動くこともあるし、インフルエンサーこそ影響力があるんだから、発信してほしいよね。

むしろ、ファッションデザイナーも国家資格にして、ちゃんと多面的に服づくりができる人につくってほしい!!という意見も満場一致。
映画の感想から、エシカルファッションに関する部分まで大いに盛り上がった感想シェア会でした。

ぜひ、第2回映画会もやりたいと思います✨
テーマにしたい映画があったらコメントお待ちしています☺️